2013-01-01から1年間の記事一覧
休暇から所長が帰って来た。これだけでも十分嬉しいけれど、さらに嬉しいことに、「運び屋」として、実家の新米を持って来てくれた. 実家を出始めて早くも10年。毎年、父が大事に、大事に作ったお米を送ってくれる10月頃は嬉しい。小さい時から大好きな父が…
ちょっと前、オフィスのコートジボワール人スタッフで奥さんが日本人の人に聞いてみた。なんでコートジボワール人は、どうでもいいことに全部言い訳するの。言い訳を考えるのも疲れると思うんだけど??時にはさっさと間違いを認めた方が楽じゃない? 「確か…
アビジャンには大きく分けて2種類のタクシーがある。「メータータクシー(taxi compté)」と、「違反タクシー(taxi banalisé)」だ。ちなみにこのフランスの旧植民地において奇跡的に、アビジャンのタクシーの9割以上はトヨタ車。曰く、どんな走り方をして…
仕事では治安情勢を見極めるために、外務省の基準、国連の基準、軍や警察の情報などなど、いろいろな角度から総合的・客観的にみていく。それもとっても大事だけれど、私が生活者として気にしているのが軍や警察が町中で高いプレゼンスで検問やコントロール…
11月1日は諸聖人の日でキリスト教にちなむ3連休だ。東京とのTV会議で(ということは必然的に朝早くなる)出勤はするものの、夕方明るいうちには切り上げる。 コートジボワール人は連休になるとすぐに田舎に帰ってしまうので、アビジャン在住の外国人間では…
休暇から帰って来たら季節が変わっていた…なんてことはなく、相変わらず晴れ時々、雨時々、曇りの日々が続きもっぱら暑いし、湿気がひどい。こういうときは、引きこもるに限る。今回は休暇先で沢山本を買って来たので引きこもりも充実している。 その一冊が…
私が人より恵まれていると間違いなく感謝していることが、人生の重要な時々に師と呼べる人に出会えたことだと思う。学部時代の恩師、菊地先生、追っかけで大学院まで行った佐藤先生、そして現場の師匠である津川さんだ。 津川さんとの初めての出会いは2005年…
アビジャン気象庁によると本日の天気は晴れのち、雨のち、曇りのち、風が吹くでしょう−。お昼時、国営放送で流れるこんな天気予報にも大分なれてきた。同じくアビジャン気象庁によるとアビジャンでは年間3日しか晴れの日がないくらい、雨が良く降り、しかも…
私のメインの仕事相手の一つであるインフラ省と話し合いをしているときに、向こうがばっとはいたセリフに腹をたてない自分に気がついた。うーん、なかなかコートジボワール化出来てきている… 支援をする身で財布は最終的にこっちにあるとはいえ、こんなセリ…
朝起きると胃がむかむかする。うっと何かあがってくるものがある。午前中、資料をよむと文字が踊る。目がしぱしぱしてコンタクトがいたい。一回もかかったことないけど、2日酔いはこんな症状に違いない。 一滴ものめない私が2日酔いの様相に陥った理由は2日…
憎っきフランス語ついでにもう一つ。 少し前、データを集計しようとエクセルに向かっているとどうやってもコマンドを受け付けてくれない。ごくごく簡単なsumやif文すらダメなのだ。なぜだなぜだなぜだー。さらに私の怒りに火をつけるごとく、どれだけ入力し…
とは良く言ったもので、まぁ一部はただしい。過去の恥ずかしいことも、嫌な思い出もいつまでも引きずっていたら生きて行けない。 ただ、近視眼的に言えば、そんなのはウソだ。世の中には忘れない方が良いことが沢山ある。百歩譲って忘れるから生きて行けると…
2時間15分。これが残された時間だった。 7日(土)。運命の日だ。16時半にタイ軍基地のある地方を出発し、バンコク空港に付いたのが19時45分。万全の大勢で買い物に望むためスーツケースを預けて、イラクとセネガルの同僚とタクシーに飛び乗る.バンコク伊勢…
アフガニスタンのナンガルハールの塹壕で迎えを待った時、南スーダンのアッパーナイルでAK47を持つ兵士と交渉した時、スリランカ東部で地雷にどう対応するかを考えた時、まさにB29と竹槍の世界だと思った。 開発を届けたいという思いだけでは開発を届けるこ…
おかしなもので、いろいろ日々生活していくうえで憎たらしいコートジボワールだが、対旦那さまが住むタンザニアと比較するとなると、なぜか負けたくない。山あり、自然あり、動物あり、海あり、カフェありの大前提でタンザニアに負けていることはさておいて…
海外の事務所にいるときの大きな仕事の一つが「ミッション受け入れ」だ。 プロジェクト内容を決める時、大きな変更をする時には技術的な知見があるミッションに、東京から来てもらって、その方向性を決めて行く。 このミッション受け入れはとにかくバタバタ…
この1週間、特に金曜日と土曜日はこちらの新聞紙面を日本の文字が踊っている。 横浜で実施されているTICADにワタラ大統領が参加していることと、15紙以上がひしめく新聞業界でトップを独走するFraternité Matin紙がTICADにかけた日本の特集イベントをくんだ…
今の季節、アビジャンでは3歩歩けばマンゴーの押し売りに見舞われる。小さいときからみれば夢の世界だ。マンゴーと言えば宮崎のおばあちゃんが毎年送ってくれていた「太陽の卵」というブランドの一個数千円するもので、毎年、大事に緩衝剤に包まれて、丈夫な…
胡椒、穀物、象牙、黄金、奴隷 あこぎなヨーロッパ人にとって、ギニア湾岸の各地は資源の積み出し地にすぎなかった。現在のリベリア(胡椒・穀物)、コートジボワール(象牙)、ガーナ(黄金)、トーゴ・ベナン(奴隷)はこう呼ばれていた。ヨーロッパからの…
アフリカの最大の商売相手といえば中国だ。ちょっと古く2009年の数字で、アフリカへの中国からの直接投資は14億ドルに上ると言われている。これは日本の7倍の数字と言われている。この他に自分たちの資金でなくても工事受注をしたりしているから、現場での実…
またまたトーゴに出張中です。そして、今週はやけに港づいているしている私ですがどうかご容赦ください. トーゴの首都ロメ自慢と言えばロメ港だ。自慢というか、これしかないのだ.天然の良港といわれ(=何もしなくても良い)、内陸国の成長に伴い(=自分…
アビジャン自慢といえば、アビジャン港だ。 アフリカ第2の(第1位は南アフリカのダーバン)取り扱い貨物量(2248万トン!、コンテナに換算すると100万個)。美しいガントリークレーンは4基、26のバース数をほこり、現在進行中の拡張工事でさらにコンテナター…
プロジェクトを実施していると焦る。 プロジェクトがクライアント(カウンターパート)の期待にあっているか、ニーズにあっているか、現場の専門家が困っていないか、東京の本部におこられないか。 ま、これを少々イライラ(本心?)モードに変えると、、、 …
今日はキリスト昇天祭でお休みだ. ムスリム3〜4割、クリスチャン1割、土着6割。ざっくりと言われるコートジボワールの宗教で、今日は1割のクリスチャンに由来するお休みだが、もちろんコートジボワール10割の人がお休みだ(ついでに、休みに挟まれた平日と…
3日、3週間、3ヶ月。良くいわれる「日本に帰りたくなる」タイミングだ。これを乗り越えれば大丈夫と思っていたが3ヶ月を少々越えて、ここのところ最近本気で悩んでいることがあった。 それはコートジボワール人のプライドとの付き合い方だ。1960年〜70年…
まずは私事から。5月4日でおかげさまで結婚丸5周年を迎えました.いろいろあった5年間でしたが、お互いに夢に向かって一つずつ経験、信頼を重ねられてきたと思います.これからも夫婦共々よろしく御願いします。 というわけで、ここの結婚事情を少々。一言で…
持てる者が持たざる者を助けるのは当然ーこれは、西アフリカには広く共通している思考・行動様式で、なかなか「まじめに努力、倹約」を是とする日本人には努力しなければ理解できないことの一つだと実感している。 例えば、少しでも収入が高かったり上のポジ…
サラリーマンにとって金曜日、午後休、この響きはなんとも魅力的だ。土・日休みだけでもうれしいのにそれに0.5日プラスになるのだ。しかも、たいてい金曜日になるとどうせ翌日は休みだから、と思って残業を遅くまでしたり、あるいは飲んだりして、疲れ果て土…
「へぇー、アフリカ!ヤリ持っている人とか、裸の人とかいるんでしょ?」赴任準備中に、引っ越し屋さん、美容師さん、その他数えきれない人に言われた言葉だ。違うんです。アフリカも多様なんです.飛行機でたった45分の隣国でもこんなに違うんです。という…
札幌時代に一番お世話になった受け入れ先からはジャンヌダルクと呼ばれ、本部時代に一番お世話になったコンサルタントさんからは鉄の女と呼ばれた。まぁ、いろいろとらえ方はありますが、一応、うたれ強いという褒め言葉ととっておいて、その長所(?)をい…