運が良い港

またまたトーゴに出張中です。そして、今週はやけに港づいているしている私ですがどうかご容赦ください．

 

トーゴの首都ロメ自慢と言えばロメ港だ。自慢というか、これしかないのだ．天然の良港といわれ（＝何もしなくても良い）、内陸国の成長に伴い（＝自分たちの成長ではない）、アビジャンの治安悪化で逃げて来た船が（これも棚ぼた）集まって来ている。そんなこんなしているうちに、世界5本の指に入るMSC社が開発を始めてくれて、その運に乗ってトーゴ政府は経済特区を作ったり、道路を整備したりして（これは、トーゴの努力）頑張っているのです．ロメ港はトーゴの大黒柱なのだ。

 

そして、このロメ港で興奮するのが、海岸に並ぶ、数えきれないほどの船。沖に向かって3列くらい重なって、海岸線数キロにわたり船が連なっている。長い船では1月ほど待っているらしい。やはりロメ港の人気か、と思いながら沖を見つめていると、実はそうではなかった。

 

ポイントは、並んで待っている船の周りのちょこちょこする船、トーゴ海軍だ．

 

これらの船はお隣ベナン、その隣のナイジェリア、さらには我らがアビジャン港に入るのを待っている船でした。これらの国の沖合で待っていると海賊に襲われるので、平和なトーゴ沖にいるらしい。もちろん、警備のトーゴ海軍はきっちりもうけているとか。

 

しかし、強運な港だなぁ。