気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

2013-01-01から1年間の記事一覧

迷惑運転

これは自覚している。たとえすれすれでも60kmですっ飛ばし、1mでも隙間があいていれば頭を突っ込んでくるこの運転事情で、頑として40kmを守り、30m先にわたる人がいれば止まる超有料ドライバーの私は、ここの人にはなかなか理解されがたい迷惑運転だろう。…

長い1日

日曜日、車の練習がてら港まで行こうとしてふと気づく。そういえば、自宅安静令がでていたのでした。 目下、コートジボワール史上初のダブル選挙に向けて選挙戦が展開中で、そこら中に看板があり(大きさも枚数も千差万別)、至る所で集会が開かれ(いろいろ…

正式ではないけれど通常の手続き

母が2週間前に送ってくれたEMSが1週間前に郵便局に届いていることが追跡システムで確認できた.ここで、とりに行くべきか、気長に待つべきか、これが問題だ。 先週オフィスのスタッフが警察に証明書を求めたときに、それを作るための「紙」と「インク」がな…

世界でコートジボワールだけ

日曜日の午後、私には使命があった。数百にわたるファイルをシステムに登録する作業だ.平日のばたばたするなかではこういうやらなければいけないけれど先延ばしできる作業は進まない。なので重い腰をあげてついに着手した。 地道にパチパチと2時間半。よう…

そうじキャンペーン

毎月第1土曜日、アビジャンでは環境省が「自分のドアの前を掃こう!(balaie devant ta porte)」というキャンペーンを実施している。一昨日のこと、環境省と来週の打合せの予定を話していると、ぜひ活動を見て、その後のセレモニーに出席してくれないかとい…

市長の娘②

「あの女性はコミュニケーションっていってもただの広告代理店だし、被害者支援とはまったく関係ない。プロジェクトに貢献しますという文書だって文書倒れに終わるよ。だいたい普段はしっかりしているあの市役所実施担当者の目が泳いでいたし、まったくダメ…

市長の娘

スキニージーンズにノースリーブ、赤いハイヒールにストレートヘアー。打合せに出て来た相手は見るからに我が社の相手には珍しい女性だ。いったいこれは?? 昨日のこと、あるプロジェクトの一環で日本で行う紛争後の被害者支援の研修の候補者が出そうだから…

コートジボワールの3C

信じられないことに、ここにはマンガがある。 アフリカでは文字を長く持たなかった文化が多いため、ただでさえ書かれたものを探す自体難しいのになんとマンガがあるなんて!その名も「ヨプゴンのアヤ」。ヨプゴンとはアビジャン最大の市で人口200万人、工業…

世話好き、世間話好き

コートジボワールってどんな人ですかと、聞かれるけれどそのうちの一つは世話好き、世間話し好き、があると思う。 普段はとても救われるこの世話好き、世間話好き、今ばかりは黄金のペーパードライバーである私の車通勤生活をこの上なく恥ずかしいものにして…

ただではおきない

そもそもおかしいと思っていた。通常トーゴからアビジャンに帰る飛行機は午後のみ。それが今回は朝8時の便が予約できたのだ。西アフリカを横につなぐASKY(トーゴの航空会社)も、ビジネスマンが1日を友好に使えるように頑張っているんだなぁ、と前向きに解…

好きでやっていること

外務省のHPには必ずその国に日本人が何人住んでいて、日本にその国の人が何人住んでいるかが掲載されている。いつも気になっていたのはトーゴの在留邦人として出ている「1人」(日本にいるトーゴ人は29人)。今回、トーゴ政府との仕事と、同じ位楽しみだっ…

ただほど高いものはない。

とは良く言ったもので本当だ。ここではとにかく「言うのはただだから」の精神がなければ物事はすすまない。しかしこれが私には高くつく。 銀行で小切手を使ってお金を下ろしにいくと24時間後のあさってにくるようにという(24時間は明日じゃないですか、と突…

インフラから社会が見える?①

インフラが好きだ。これを語ると長くなるので説明は割愛しますが、好きなものは好きなのだ。良く作られたインフラは人々の生活を劇的にかえてくれるし、支援する側も人間、される側も人間.やっぱり具体的なものがあるとうきうきするのだ。 そして、ピュアな…

車嫌い

免許取得以来、私が人生でハンドルを握ったのは、教習所をのぞけば2回。北海道でも握ったハンドルは自転車のみ、東京では中央線をこよなく愛し、親から「25万円の身分証明書」といわれ、旦那さまに「飲まないのに、運転しない」と非難されてもハンドルは握ら…

中国食品礼賛

日本に住んでいるときは中国食材はまず買わなかった。生粋の農家にそだった私は、地産地消を是とし、北海道時代は新鮮な野菜に囲まれて幸せだった。東京でも実家の野菜を送ってもらい、近くにあるオーガニックショップに足しげく通った。 ここでももちろん、…

四季

中学生の英語の教科書にタロウがトムに日本の紹介をしていて、「日本には四季があり美しいです」という文章があった。それを良く覚えているのは「何当たり前のこと言っているのだろう」と思ったからだ。それは、初めて海外に出たときも、留学したときも「ほ…

埃かソニーか

冷蔵庫とテレビはサムソン、洗濯機と携帯はLG、クーラーもLGか...扇風機もとても日本製は手が出ない、となるとついついLGに手がのびる。。。日本人として地団駄を踏む瞬間だ。(今、アビジャンでは日本企業は現在のところ味の素のみが拠点を置いて活動し…

象の希望

「本当はもっと出席者が多いはずだったんだけど今日は、悲しみに打ちひしがれてこれないスタッフが多いんです。」 これから始まるプロジェクトの打合せでコートジボワール政府が開口一番発言する。 確かに先方は5人だけでいつもより明らかに少ない。しかし…

アビジャン住宅事情

たった3日間の出張を終えて帰る我が家にほっとする。アビジャンのスイートホーム。しかし、ここにたどり着くまでが大変だった. 「ダメダメ。そんな予算じゃダメだよ。あのビルは丸々もう予約が入っているの。」「この地区でも大乗だよ。大丈夫、朝6時半に…

ベナンでの再会

ベナンと聞いてほとんど日本で知られていることはほとんど無いと思う。だいたい、西アフリカにいても周辺国から、ベナンはパイナップル(本当においしい!トーゴ、コートジボワールとこんなに近くて土壌、気候も変わらないはずなのにおいしい)、カシューナ…

トーゴ・ベナン国境

いったいいつになったらコートジボワールが出てくるんだという感じですが、トーゴで陸路ベナンに移動しました。陸路移動の目的は国境の様子がどうかをみること(我が社で、この西アフリカ一帯のモノ・ヒトの行き来がスムーズになるように支援するため、その…

トーゴ

突然ですが、昨日から、東隣のガーナを挟んでその隣のトーゴに出張中です. なぜ西アフリカに行きたいと思ったのですか、と良く聞かれてそのきっかけにはいろいろあるのだけれど、そのうちの一つが2011年11月のトーゴへの出張でした。この長方形(縦600キロ…

ご飯とみそ汁

やはり生活の開始にはご飯とみそ汁です。 コートジボワールに来て10日にして、家を見みつけて引っ越しました。10日間、夢にまで出て来た日本米をお味噌汁を作ってようやく生活開始。出張生活時代は、出張に行くと中華を求める先輩方にちょっとむっとしていた…