気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

四季

中学生の英語の教科書にタロウがトムに日本の紹介をしていて、「日本には四季があり美しいです」という文章があった。それを良く覚えているのは「何当たり前のこと言っているのだろう」と思ったからだ。それは、初めて海外に出たときも、留学したときも「ほらねやっぱり四季がある」と思った(ブータンは四季がきれいだったし、インドもそれなりに寒い時期、暑い時期、快適な時期があった)。
 
しかし、ここは違う。またたく間に2ヶ月近くがたつものの、いったいこれが早かったのか遅かったのかが分からない。気がつけばもう暖かいわね、もうすぐお気に入りのブーツがはける、ツクツクボウシが鳴くので秋ね、みたい「あはれ」なことは一切ない。
 
コートジボワール政府とプロジェクトの予定を話してたときにうかつにも私が「夏頃には始めましょう」と言った瞬間、向こうの頭の周りには巨大なクエスチョンマークが見えていた。
 
そう、着いたときは38度が今は41度にあがって、マルのマンゴーが楕円の種類に変わったぐらいなのだ。
 
昨日、トーゴ人に日本の紹介ということで見せたビデオで「日本は四季があり美しい国です」とナレーションが入っていて、不覚にも胸がきゅんとなりやっぱり日本っていいなと再確認.さらに彼らに日本の気温を伝えようと天気予報サイトをみたら「桜の開花予想」が...なんて切ないの、そしてなんて毎日暑いのよ〜。