気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

迷惑運転

これは自覚している。たとえすれすれでも60kmですっ飛ばし、1mでも隙間があいていれば頭を突っ込んでくるこの運転事情で、頑として40kmを守り、30m先にわたる人がいれば止まる超有料ドライバーの私は、ここの人にはなかなか理解されがたい迷惑運転だろう。しかしながら「ペーパードライバーの掟」によると、周りの流れに焦る、これが一番いけないとのことで、平常心を保ち、迷惑運転を続けている。

今日もびゅんびゅん追い抜かされるのをものともせずに時速40kmで50km道路を走っていると警官に止められる。ふむふむ。良くある、免許、登録証のチェックかと、車を寄せると、

 

「ハイ、スピード違反です」

なんですと!?車の中で飛び上がりそうになって、耳を疑う。なんとおっしゃいました?確かに迷惑かもしれないけど、この国はゆっくりすぎてもダメなの?

「ハイ??」

「スピード違反です。ここは50km道路なのに70km出してました」

何だと!!そんなスピードはそもそもこの車自体が出したことないわ!!

「なんで私を抜いているあの車が違反じゃなくて私が違反なのよ。私はゴールデンドライバーなのよ!!」(よく考えたら、日本の仕組みをなぜ叫んだのか。。。)

「2000FCFAだよ。今払っちゃいなよ。すぐだよ。」

くそ、これだから警官は嫌いなんだ。

「証拠を見せなさいよ。そしてなんで2000FCFAなのよ」

とりあいず、反抗してみる。

「2000FCFAだよ。ほら、みんな支払っているよ」(と、ポケットから札が出される)

 

あまりにあきれてどうでも良くなる。この警官としゃべっているくらいなら2000FCFA(400円)くらい手切れ金と思ったほうがここは早い。

2000FCFAを投げつけると警官からさらにむかつく一言が「良くできました。これからもゆっくり走ってね。」

 

私のゴールデン免許証に傷はつかなかったけれど、くそー、汚職なんかなくなるかー!!