気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

トーゴ・ベナン国境

いったいいつになったらコートジボワールが出てくるんだという感じですが、トーゴで陸路ベナンに移動しました。陸路移動の目的は国境の様子がどうかをみること(我が社で、この西アフリカ一帯のモノ・ヒトの行き来がスムーズになるように支援するため、その実態がどうなのかをみるために専門家と一緒にいざ、移動)。しかしこれが一筋縄では行きません.

 

わたし「すみません。ベナンの査証をとりたいのですが」

係官:「…」(パスポートをぺらぺらやって)「ふ〜ん。これじゃ査証は出せないな。通せないよ〜」

わ(いやな感じだ、警察、入国管理局、税関、これが本当に途上国で恐れるべき3大勢力と、私は常々思っている。あと役人を入れれば4大勢力か。)

わ(周りの人はどんどんとっているじゃないか〜!)「いえ。とれるはずです。他の人と同じようにとるだけです.」

係「そうはいってもね〜。ダメなんだよね」

わ(うっ、金で解決したい...しかしそれではダメだ!)「分かりました。上の方を出してもらえますか?明日からのあなたたちの局長との打合せに行けないと困るのでつないでもらいます」

係「あ、やっぱり出せるかもしれない。ちょっとやってみる」

(この間まつこと30分。。。ちんたらちんたら目の前で作業をする係官)

係「査証が出せることが分かった。はい」(と、査証付きパスポートを渡される)

わ「ありがとうございます。本当に助かりました。」

係官「のどが乾いたな。コーラがあればなぁ。」

わ「きっと、今私たちにいろいろ話しかけたからよ。お仕事ご苦労様。」

 

まったく、円滑化は本当に必要だ。