気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

コートジボワールの3C

信じられないことに、ここにはマンガがある。

アフリカでは文字を長く持たなかった文化が多いため、ただでさえ書かれたものを探す自体難しいのになんとマンガがあるなんて!その名も「ヨプゴンのアヤ」。ヨプゴンとはアビジャン最大の市で人口200万人、工業地帯として栄えながらも、いわゆる貧困層も多く住む土地。内戦時には激しい争いや略奪も発生した華やかなアビジャンのどちらかというとウラ側にある地帯で、我が社の緊急支援プロジェクトの対象地にもなっている。とにかく、話のタネにと早速読んでみる。

ヨプゴンの中流家庭に生まれた町一番の美女のアヤは医者になりたいけれど、両親は金持ちと結婚させることで…と、ストーリー自体はそんなに良くできている〜、という感じではないけれど、これが結構情報豊富でどんどんページは進む。

女の子の最大関心事は3C(Coiffure(ヘアースタイル)、Couture(洋服)、Chasse au Mari(ダンナ探し)、休みの日はディスコやマキ(町のレストラン)でたむろ、「ナンパ通り」と呼ばれる通りがあったり、、、と貴重な情報がどんどん出てくる。

ちなみに、その緊急支援プロジェクトのヒヤリングでは、若者の関心事は、安定的な将来の職と勉強を終えること、ビジネスを立ち上げること、休みの日はお金もないので家にとのこと。やっぱり正式なヒヤリングが見せるのは一面だけだなぁと実感しました。

それにしてもマンガはすばらしい文化だわ。

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