気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

車嫌い

免許取得以来、私が人生でハンドルを握ったのは、教習所をのぞけば2回。北海道でも握ったハンドルは自転車のみ、東京では中央線をこよなく愛し、親から「25万円の身分証明書」といわれ、旦那さまに「飲まないのに、運転しない」と非難されてもハンドルは握らなかった。それほど車は嫌いだ。
 
とはいえ、そろそろこの500km2の都市、公共交通はすし詰めのバスしかないなかでは、車無しの生活も限界に近づいて来ている。暑いし、足も無いので引きこもりがちだけれど、いろいろ自分で動けてこの町の日常を覗けると思うとそれはそれで楽しそうだ.車嫌いも克服できるかもしれない。しかし、車に関してはいったいどちらがアクセルでどちらがブレーキかも忘れた私が中古車を見分けられるはずも無く、インターネットでこつを探してみる。
 
ー5万キロからは要注意
ー12万円〜
−しかし、何よりメンテナンス記録が重要
 
とのことなのだ。しかし意気揚々と中古車屋を回ると、その市場は、
 
−最低10年
−普通15万km、良くて10万km
ー150万円から(そして、円安で価値はどんどんあがっている)
−メンテナンスで部品をかえないことが「純正品」として価値が高い
 
のだ。車嫌い克服への熱意は一瞬にしてさめたのでした。