気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

2日酔いの理由

朝起きると胃がむかむかする。うっと何かあがってくるものがある。午前中、資料をよむと文字が踊る。目がしぱしぱしてコンタクトがいたい。一回もかかったことないけど、2日酔いはこんな症状に違いない。

一滴ものめない私が2日酔いの様相に陥った理由は2日前にさかのぼる。

夜の11時オーブンから出て来た抹茶ケーキ記事に私はご不満だった.深夜、アビジャンで卵を泡立て、粉をふるう私…俯瞰図を思い浮かべるとなかなかシュールだが、気にしてはいられない。私の翌日に控えていたのは、気難しいカウンターパートのトップとの食事だ。お店ではあるけれど、花を添えるということで、上司は日本のオードブルとしてたこ焼きと唐揚げ、私はデザート係で、日本から送ってもらったばかりの抹茶と小豆を駆使してケーキを焼くことにしたのだ。

このカウンターパートは別名山賊と揶揄しているツワモノで、2ヶ月も文書にサインしてくれないと思ったら、いきなり呼びつけられて激怒していたり、突然呼びつけられて恐々としていたら超ご機嫌だったり良く分からないのだ(ウフフ。美しい国際協力の現場です)。私たちが毎日接する現場も大事だけれど上がこんなだと、現場がおぼつかなくなる、ということで上司が食事会を開くことにしたのだ。

もう1人の同僚がお店のアレンジ、山賊の好みの食べ物、酒を聞き回り、食事会は大成功。山賊は終始ご機嫌で、上司のたこ焼き・唐揚げをばくばく食べて、デザートも美味しいと完食。次の会議予定も無事に取り付けられて、なんとか無事に終了したのが、これまた深夜近く。

2日酔いくらい安い代償だ。