気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

エイドワーカーの実態

2時間15分。これが残された時間だった。

 

7日(土)。運命の日だ。16時半にタイ軍基地のある地方を出発し、バンコク空港に付いたのが19時45分。万全の大勢で買い物に望むためスーツケースを預けて、イラクとセネガルの同僚とタクシーに飛び乗る.バンコク伊勢丹の閉店は21時、日本食で買えないものはないと言われるフジスーパーの閉店は22時。そしてチェックインが22時40分。この2時間15分がこの後半年の生活の質を変えるのだ。

タクシーも言い値でとにかくせかしまくり、伊勢丹に付いたのが20時15分。ダッシュで食品街を走り回り15分で和菓子を、10分で本を、5分ユニクロを探して時間をロスしたものの、15分でユニクロで下着を買う。

伊勢丹を飛び出るとさらにダッシュで駅へ。フジスーパーに到着したのが21時20分。スーパーへの感動もそこそこに、納豆、生卵、ソース、食料酒、みりん、などなど蛍の光をBGMに、値段を一切見ずに次々に籠に投げ込む。船便の到着率は8ヶ月で3割、EMSだと1kg 1万円なので、いくら払っても惜しくはない。

なんとか22時05分(店員の皆さんありがとう!)に買い物を終えると、今度はダッシュで空港に向かい、空港でスーツケースを広げとにかく詰め込む。リミットの30kgに出来るだけ押さえて後は手荷物に詰め込み、23時05分にチェックイン。しかもなんとか交渉し超過料金も見逃してもらう。飛行機に乗り込んだ頃には、すっかり汗びっしょりに。

 

こんなに密度の濃い2時間15分も久しぶりな、美しきエイドワーカーの実態でした。