気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

コートジボワールメディア

11月1日は諸聖人の日でキリスト教にちなむ3連休だ。東京とのTV会議で(ということは必然的に朝早くなる)出勤はするものの、夕方明るいうちには切り上げる。

コートジボワール人は連休になるとすぐに田舎に帰ってしまうので、アビジャン在住の外国人間では「週末何してる」というのがお決まりの会話だ。とはいってもみんな大して変わりはなく、買い物しているか、テニスしているか、家族とスカイプしているとか、のんびりしているかだ。

かくいう私もお決まりパターンを基本としつつ、そこからスポーツ系が抜けて、「新聞よんでいる」とか「ラジオを聞いている」となる。鼻で笑っちゃうような答えだけれど、これが結構内容が濃いのだ。

コートジボワールメディアはとっても自由だ。そしてこの自由がくせ者で面白い。政権側の新聞は都合が悪いことを隠すけれど、それを野党側の新聞が暴露したりしていて、まるで羅生門の世界が繰り広げられている。自由すぎて、何でもありなのだ。そして、自分も記事を載せたければカネを払えば良い(広報担当としては、プロジェクトの記事をのせてもらうにも「プレゼント」を要求されて苦労するところですが、これはまた別の話)。

という訳で、新聞も6紙に目を通すから、それなりに時間がかかる。そこにアビジャン生活のおともであるラジオ(35000FCFA−7000円を出して買ったソニー製。やっぱり日本製に限る。)がいるから、そっちの情報も聞いたりして、さらに時間は過ぎてゆく。コートジボワールでは識字率が50%だから新聞での情報は割と時がよめる人に偏ってしまうけれど、アビジャンで生活レベル中以下の人たちはラジオで情報を手に入れているので、庶民感覚を知るという意味でもちょうどいい。

そんな訳で連休1日目も早くも終わってしまった。。。