気仙で暮らし、働く

当事者として復興・まちづくりに携わりたいと移住した気仙での日々のこと、暮らしのことをつづります。

外務省、安全対策情報

3日、3週間、3ヶ月。良くいわれる「日本に帰りたくなる」タイミングだ。これを乗り越えれば大丈夫と思っていたが3ヶ月を少々越えて、ここのところ最近本気で悩んでいることがあった。

 

それはコートジボワール人のプライドとの付き合い方だ。1960年〜70年代にかけて「象牙の奇跡」と呼ばれ、西アフリカのパリと呼ばれる繁栄を謳歌した歴史によるものだといわれている(でも、よく考えるとこの成長を支えたのは周辺から流れて来たブルキナ人とマリ人な気がするのですが。。。)。私も平均的な日本人からすればプライドは高い方だとは思うが(周りのみなさま、ご迷惑をおかけしすみません。)彼らのそれは、日本人の想像を絶している。はじめは私も勝手が分からなかったし、相手も少しは遠慮していたので気にならなかったけれど、本気で話したり仕事をしたりしてくるうちにふと実感する。明らかなミスでもとにかく絶対謝らない、反論する、偉そうにする。

(車の誘導に従って柱にぶつかりそうになったときに)

「危ないじゃない。なんて誘導するのよ。」➡「車が悪いんだよ」(えっ?私??)

 

(事務所のコートジボワール人スタッフが日付を間違えてドラフトしてきたときに)

「ごめんね、私も気づかなくて」(自省してほしいな、の意味をこめて!)➡「うん、そうだね」(うっ、そうくる??)

 

(事務所スタッフが相手に間違った我が社の情報を伝えたときに)

「なんで分からないって言わないの」➡「私は十分わかっているから」(おぃっ!分かってないから間違えたんでしょーー。)

 

気になると相当イライラしてくる。これはまずい。まだ3ヶ月しかたっていないのにこの負の感情はなんとか消さなければ。相当悩んだ私は困ったときのインターネットで打ち込んでみた。

 

コートジボワール」「プライド」

 

なんとも出るでる。日本語のサイトでまず出て来たのが外務省の安全対策。それも、ズバリ「国民はプライドが高い気質なので傷つけないように注意しましょう」。あの外務省がこんな情報を渡航安全情報に書くとは。。。筋金入りのプライドの高さは私ごときがジタバタしてどうなるもんでもないか。少し安心する。

フランス語サイトでも見つかる、見つかる。周辺国の人が「あいつらはプライドが高くてつきあいにくい」なるほど。これは地域共通の指摘か。これで、また怒りが和らぐ。まぁ世界がダメなのに私でなんとかなるわけないか。

 

月曜日、気を取り直して頑張ります。