サッカーは嫌いだ（った）

サッカーは嫌いだ。中学時代サッカー部とグラウンド争いをしたのが一番古い記憶で、家ではサッカーが始まると何も聞こえなくなる父がいて、そして旦那さんはサッカー部…休日にそそくさと早起きしてサッカーにでかけ（休日は寝ていたいと言ったのはどこの誰だ）、打ち上げで酔って帰って来たときは３日間無言攻撃をしてみたりした。

でもアフリカにいるとサッカーの力は正直すごいと思う。どんなに田舎に行っても、紛争地に行ったって子どもたちはサッカーをしている。そして、コートジボワールで話題に困ったときはサッカーを話題にするのがいい。コートジボワール人が知っている日本人と言えば、ナカタ、カガワ、ホンダ、ナガトモそしてオカムラの5人で、この5人目の「オカムラ」氏は前大使なので、つまり8割方がサッカー選手ということになる。

さらに我ながら強運だと思うのが、ワールドカップ初戦が日本ーコートジボワール戦になったこと。これがきっかけで、今となってはここ一月以上、毎日サッカーのことを考えている。もと日本代表選手の現在の行方を探してみたり、コートジボワールのスターを並べてみたり、コートジボワールの歴代FIFAランキングの折れ線グラフを作ってみたり、はたまたアフリカにおけるサッカーの歴史を調べてみたり。そしてなんと電子書籍でキャプテン翼までよんでみた（フランス語版では「オリーブとトム」という題名で、コートジボワールでも国営放送で放送されたことがあって人気！さすが、日本のマンガだわ）。

そして、サッカーが素敵な人との繋がりを強化して、そして新たな繋がりをもたらしてくれている。もはや、サッカーは嫌いだった、の、過去完了形となりましたが、その詳細はまた今度！